霧に沈みゆくアムルヴェルトwiki

『仮装舞踏会（マスカレイド）』

　近年になって存在が確認された武装集団。
　思想としては反貴族制に類するものであり、「強きが弱きを虐げる事を赦さない」「生まれながらの強者の否定」等を信条とし、神聖エルナディア帝国などの侵略国家からの植民地解放を掲げている。
　活動内容から権力層から危険視されており、逆に貧困層からの支持が厚い。
　支持基盤を盤石化させ、勢力を十分に拡大した後にエルナディアへの武装蜂起を長期的な目標とする。
　構成員は皆一様に活動の際には顔の上半分を覆う仮面を被る。正体隠蔽の魔法が掛けられており、構成員の身元の特定を困難にしている。
　その首魁たる仮面の盟主『メドラウト』は当の神聖エルナディア帝国第三王子ジュリアス・ヴァージル・アルヴィオンである。

・組織形態
　盟主たる『メドラウト』を頂点に上意下達の運営が行われており、幹部がそれを支える。
　冒険者チームを隠れ蓑とし、会合や移動の偽装を行っている。
　国防軍や警備隊、新聞社などの他組織にも協力者を抱え、思想に共鳴した潜在的な協力者も多い。

・アジト
　ドールナスタは首都ナスタディアの貧民区にある廃墟をその一つとしている。
　他にも複数のアジトを持つが、最初かつ最も利用されるアジトはここ。

・主だった活動
　現在は主に腐敗によって法の裁きから逃れた権力者に対して散発的なテロ行為を行い、その勢力を削いでいる。
　また『弱きの味方』という方針を判りやすく喧伝する為に、魔物や反社会勢力への対応も独自で行う場合がある。

設定考案：しなもん様