霧に沈みゆくアムルヴェルトwiki

アルスター王国

・概要
　アムルヴェルトの大陸北西に位置する王政国家。
　建国時から妖精と縁が深く、初代王の王配も妖精の女王であった。
　マナが豊富で肥沃な国土を持ち、緑が多く一年通して春の様な気候。
　数年前のエルナディア帝国の侵略によって征服され、現在は総督府が置かれている。
　その際にアルスターのコンノート王家の血は絶えたとされている。

・軍事面
　他国への食糧輸出率が高く、周辺国の食糧庫としての立場がある為、他国から軍事力の貸与によって国防力を保っていた。
　自国の軍事力としては魔導士部隊が精強であり、狼を乗騎とした独自の騎兵部隊を有する。

・文化
　国民の気性や風土が大らかな傾向にあり、自然を大事にする文化。
　妖精や精霊と密接な生活様式をしており、祭りが多い。
　美と芸術を尊ばれ、争いは無為な戦いを生むとされ武芸はあまり流行らない。
　自然信仰が強いので魔導機械は忌避されていないものの、あまり普及していない。
　一年中何かしらの花が咲き誇っている。

・名産
　名産としては花を材料とした香水やお香。薬草が豊富に取れる事から薬品類の質が良い。
　その他にも麦種やウイスキーとカクテルした独特なコーヒーなどが有名。

・権力者
　最期の国王はラウロス・マナナン・コンノート。
　アルスターの人間らしく大らかで争いを厭う賢王だったとされる。
　アルスターのコンノート王家は始祖に妖精の女王を持ち、代々その身の半分は妖精である。
　その為、非常に長命でラウロス王もアルスターの長い歴史にありながらも第3代国王とされる。
　反面、人ならざる血の影響か子供が出来にくい家系である。

・近況
　現在は既に滅亡しており、神聖エルナディア帝国の植民地の一つ。
　王族は根絶やしにされ、国民達は総督府によって厳格に管理されており、帝国への臣従を強制されている。
　とはいえ、従ってさえいれば過度に不条理な扱いはされない為、屈辱に甘んじながらも国民は日々を生きている。
　国民感情としては大きく二分しており、王家を絶やされて臣従するなどあり得ないとして武装蜂起を画策する革命派と抵抗は現実的ではないとする臣従派に別れている。
　武力の差による現実的な問題もあり、内心は兎も角として臣従派が優勢。

※しなもん様考案設定